徹底したコロナ対策の下 2021年度入学式開催

2021年4月、日吉キャンパスにおいて入学式が開催された。4月1日に大学学部の入学式、翌日4月2日に大学院の入学式というスケジュールである。実に2年ぶりの入学式だ。今年の式典は会場へ入場する人数を制限するため、学部の入学式においては午前、午後の2部制を導入し、学部・大学院ともに保護者の入場は許可されなかった。写真撮影の行列を避けるため、立て看板の設置も行われなかった。しかし、その代わりに公式ウェブサイトから式典の動画配信が行われた。学事報告によると、2021年度の入学者数は大学学部では約6500名、大学院では約1700名とのことだ。

 

式典に参加した経済学部1年生はこう感想を述べている。

「これからの大学生活で、様々なバックグラウンドを持つ方々と友達になって切磋琢磨していきたい。内部進学、推薦、一般など、さまざまな入試制度を設けているため、日本に限らず多くの国から入学している慶應義塾大学ならではの環境だと思う。」

今年もまだ当分はコロナウイルスの収束が見えないが、こういった状況下においても、新入生たちが慶應義塾で多くのことを学び、充実した大学生活を送ってほしいと願うばかりである。