朝日新聞
近年注目を集めている学習障害。慶應大に進学した息子も、そんな学習障害を抱えている人の一人です。文部科学省の定義によれば、学習障害とは「読む、書く、聞く、話す、計算する、推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態」とされています。2022年の同省の調べによれば、学習に著しく困難のある子どもたちは、小中学校の通常の学級に6.5%もいると言われています。クラスに2~3人くらいはいる計算になります。
名前も書けなかった読み書き障害の息子が慶応に 入試で配慮を認めてくれたのは2校だけだった|学習障害と合理的配慮|朝日新聞EduA
「学習障害」を抱える子には、具体的にどんな合理的配慮が必要で、配慮を得るために保護者はどう動けばいいのでしょうか。一般社団法人「読み書き配慮」代表理事で、学習障害のある長男を育てた菊田史子さんに、具体的な実践方法と注意したいことについてつづってもらいました。5回連載の初回は、ひらがなが書けなかった長男が合理的配慮を得て...