News PICKUP【教授等】勅撰和歌集ににじむ上皇・天皇らの「政治色」 慶應大の小川剛生教授が新著『「和歌所」の鎌倉時代』で考察

【中日新聞】

鎌倉期の上皇や天皇、貴族は、実権を握った武家に圧迫されて何もできなかったと想像しがちだ。でも、実は勅撰和歌集を相次いで出し、花鳥風月の流行を創り出していた。慶應大の小川剛生教授(中世文学)が著した『「和歌所」の鎌倉時代』(NHK出版)は、知られざる和歌集の編集の過程を丹念に追い、活発な文化活動の実態を解き明かした。

勅撰和歌集ににじむ上皇・天皇らの「政治色」 慶応大の小川剛生教授が新著『「和歌所」の鎌倉時代』で考察:中日新聞Web
鎌倉期の上皇や天皇、貴族は、実権を握った武家に圧迫されて何もできなかったと想像しがちだ。でも、実は勅撰和歌集を相次いで出し、花鳥風月の...